闇市場を考える
やわらかの嫌いなカードの一つ、闇市場。
「サプライを見て戦略を練る」というドミニオンの楽しさをぶち壊す悪魔のカード。開いてみるまでどんなカードがそこにあるのか分からない(パン屋とか魔女娘は分かりますが)ため、どうしても運ゲーになってしまいます。
昨日まではそう思っていました。
ふとぼやいてみたところ。
@yawaraka_stick 闇市場のカードリストは一読してキーカードが無いか確認したほうが良いですね
— moharimo (@moharimo) 2013, 11月 18
@yawaraka_stick ログのはじめにどういうデッキがセットアップされたかありますよ
— moharimo (@moharimo) 2013, 11月 18
うわー!知らなかったー!
確認確認。
右側のログに表示されていたんですね・・・。
拡張機能を使っていない場合、右下のログアイコンからも
確認できる。
でも英語だと何が何だか分からないため翻訳。
テテテテッ「て~きと~うほ~んやくぅ~」
ノーブルブリガンド???
さて、事前に確認ができることは分かったのですが、元のサプライ10種+闇市場25種の計35種を見て瞬時に戦略を決定するのは骨が折れますよね。表記も英語だったりしますし。
そこで今回、「特に意識すべき闇市場カードは何か」を考察してみたいと思います。
まず、闇市場で購入できるカードには以下の特徴があります。
・各1枚しか購入できない
・いつ購入できるか分からない(遅くなるかもしれない)
・相手に購入されてしまうかもしれない=自分が購入できない
ということです。では、各カードを見てみましょう。
◇複数枚集めることを前提としているカード
愚者の黄金・宝の地図 など
1枚しか購入できない以上、あまり役に立ちませんね。
◇集めれば集めるほどに強いカード
隊商・研究所・狩猟団・助言者・伝令官 など
これらも1枚しか購入できない以上、ゲームの勝敗をコントロールするような威力を発揮することはないでしょう。もちろんサポートカードとして購入することでデッキ回りを良くしてくれることはありますが、それだけを目当てに闇市場を買うというのはどうかという話です。
◇特殊勝利点カード
たった1枚のこれ目当てに闇市場を挿す人なんていないでしょう。
◇ステロ向きカード
鍛冶屋・公使・議事堂・大使館 など
ステロは初手もしくはデッキ2周目から回すことにその強みがあるわけで、いつ投入できるか分からない上に1枚しか投入できないのはどうかということになります。また、ステロに向かっても結局は闇市場がターミナルアクションのため、結局はうまくかみ合いませんよね。
◇呪い撒きカード
魔女・香具師・予言者 など
呪い撒きカードがない場で、さらに廃棄カードがない場においては非常に重要なファクターとなります。
特に香具師と予言者はデッキ内容を問わず非常に強力なため、この2枚については注意が必要です。
倉庫や地下貯蔵庫のような「何度も撃てる」カードがある場合や、引ききり気味にデッキが組めるサプライの場合、たった1枚でも油断できません。
◇強圧縮カード
礼拝堂・執事・浮浪児からの傭兵・デイムアンナ など
自分にだけこれらのカードが入った場合、大きなアドバンテージになる可能性があります。荒れ場や植民地場ではなおさらです。
◇+購入カード
サプライに+購入カードがない場合、自分だけが購入することでアドバンテージを取ることができます。闇市場で既に1枚ターミナルアクションを挿しているため、村系がないサプライでは市場などのキャントリップの方が有用でしょう。いくら+購入が欲しいからといって、村系がないのに木こりや物置を挿すのも考えものです。
どちらかというと「村+鍛冶屋はあるけれど、+購入がなくて引き切った財宝を活かしきれない場合」に狙っていけばよいと思います。
◇村系カード
使いたいターミナルアクション(特にドロー系)が3枚以上あって、サプライに村系カードがない場合、闇市場からの村系調達が思いつきます。しかし、
・いつ購入できるか分からない
・確実に購入できるとは限らない
ことから、闇市場で村を購入することを前提とした戦略は危険だと思います。
◇騎士
騎士のアンチカードは騎士なわけですが、1枚しか購入できないため、相討ちのないまま一方的に撃ち続けることができます。
アンナ・シルビア・マイケルあたりなら積極的に狙っていってもいいかと思います。
◇破壊工作員
これもどちらか一人しか獲得できないと考えると恐ろしいカードです。銀貨などが溢れているデッキならまだしも、強圧縮をかけた後のデッキに対する一方的な攻撃力は非常に高いです。
◇宮廷(玉座の間)
間違いなく要注意カードです。これと組み合わせて威力を発揮するカードが闇市場以外のサプライにあるようなら、闇市場を取りに行くことを積極的に考えても良いと思います。
◇坑道・隠し財産・青空市場
どちらか片方だけがこれらのカードを獲得した場合、金貨の保有量に差がつくことが考えられます。
坑道と青空市場については、それを活かす相方カードがサプライにあることが前提です。
◇改築・拡張・肉屋
終盤の寄せが強いこれらも、どちらか片方だけが獲得することで差がつきやすいと思います。
◇馬上槍試合
デッキ回転が速い場や、強圧縮のできる環境では狙ってみてもいいかもしれません。褒章を独り占めです。
◇単体での強カード
仮面舞踏会・詐欺師・ならず者・偽造通貨
パッとしないカードばかりのサプライの場合、これらのカードを自分だけが撃てることはとても強力です。
さて、ここまで見てきた中で、ゲーム開始とともにチェックすべきカードを一覧表にしてみました。
サプライをみて闇市場があった場合、これらのカードがないかさっと目を通すように練習しておいたら、割と早く判断できるのではないでしょうか。
詐欺師と香具師、予言者と占い師はグーグル翻訳では同名表示されるみたいで危険ですね。赤字のものは要注意ということで。
これらのカードがあるのなら闇市場を入れるかどうかの判断を、なかったとしても2コイン付アクションカードして挿せる状況なら、とりあえず1枚挿してみても良いかと思います。本気で欲しいカードがあって、引ききり気味に動けるのなら、闇市場複数枚挿しもありかと思います。
ではみなさん、楽しい闇市場ライフを!